楽しさ研究所FUN LAB
肝だめしインターンやってみた(結果報告)
掲載日: 2016/10/18
舞台は社員の帰った深夜のオフィス。ビビった学生から強制退場!恐怖に耐えて、朝までに「スゴイ」企画を出してください。
[インターン企画ページはこちらから]
地方の中小企業(零細企業)で採用予算もあまりないけど、全国の学生に存在をアピールしたい!
全国から活きのいい学生を集めたい!そんな『採用』のお悩みに。
私たちがこの夏挑戦した、他社がどこもやったことのないインターン企画をご紹介します。
『肝だめしインターン』とは
深夜の事務所が舞台、学生との新たな接点を「夜」に見いだす試み。
2018年卒業予定の学生との新しい接点として、
コンパクトな1Dayオールナイト型のインターンを試みました。
特徴は4つ
1)企画・プロモーション系インターンシップ
恐怖心や予想外のハプニングにたえて、 ひと晩で「スゴイ」企画を打ち出すという、企画・プロモーション系インターンシップです。
2)舞台は社員の帰った深夜のオフィス。
どの会社にもある”事務所”という資源を、時間の概念をずらすことで最大限効果的に活用します。
3)ビビった学生から退場していくシステム。
グループワークを通してテーマ課題に取り組んでいる最中、予想外のハプニングが学生を襲うことになります。 なんらかの審査基準で、最もビビった学生から順に退場させられていくシステムが、場をよりいっそう盛り上げます。
4)オールナイトで開催。
開催期間がコンパクトに夜9時から翌朝9時となっており、学生にとっては 学業も、遊びも、バイトも諦めずに、さらにインターン体験も実現できるというメリットがあります。
なぜやったのか
学生の負担軽減
昨今の就職活動では、「インターンは経験しておかないと就職活動に不利」といわれるなど、 学生に負担がかかっています。
しかし、学生時代というのは、本来は学生の間にしかできないような人生経験をつむ期間でもあります。 さらに企業としてもそういった濃い人生経験をした人を採用したいというような矛盾もあります。 このような事情を踏まえ、学業その他への負荷が少ないコンパクトなインターンを考案するに至りました。
地方の零細企業から学生への片想い
「発展的コミュニケーションで豊かな社会の実現」という経営理念を掲げるフォノグラムは、 企業と消費者の想いのすれ違いを、両想いに変えるための工夫を企画・提案している会社です。
今回は、地方の零細企業、しかもあまり採用予算が割けない会社(弊社)が 学生に存在をアピールするという片想いテーマに挑戦しています。
結果どうなったか
【結論1】全国の猛者を集める事ができた!
こんな零細企業にもかかわらず、全国各地から数十名もの応募をいただきました。なんと対目標5倍!
大人数でワイワイやると全然怖くないので、泣く泣く選考で少人数に絞らせてもらったほどです。
【結論2】大人にはきつい
あとは、企業にも学生にも負荷が少ないだろうということで考案した1Day企画でしたが、
オールナイトは大人にはしんどいです。
当日は事前に仮眠をとって16時出社にしたのでなんとか乗り切れましたが、他の企業さまもこんな場合には仮眠をお忘れなく。
軸となるコンセプトがキモ
ところで、肝試しというと「わーっ」と脅かしてオシマイ、の印象がありますが、
本企画には軸となるコンセプトストーリーがあります。
ひとつの世界観の中で、このコンセプトに沿った恐怖イベントが次々と発生し、学生をさらなる恐怖に突き落とします。
これが軸となるコンセプト動画だ!
上の動画をみんなで仲良く鑑賞
コンセプトに沿った恐怖イベント(ほんの一部)
窓に無数の手形が…
ビビった学生は拷問部屋に強制連行される
深夜2時にフィールドワーク
何か追いかけて来る!
誰か見てる
外出から帰ってみると、黒板が…
学生が得たものは?
企画のためのワークもバッチリ!
そしてもちろんですが、こちらは企画・プロモーション系インターンシップなので、
テーマ課題に取り組むためのグループワークもしっかりやりこみました。
ひとり1つの懐中電灯を手にワーク開始。どうしても戸口が気になる?
集中してくると恐怖も忘れる
カスタマージャーニーでターゲットの行動を分析
気付きをメモる。暗いけど
東の空が明るくなる頃には社員も出社してプレゼン大会。「アイデア王」は誰だ?
女子に囲まれ、おいしいおにぎりの朝食。この後ついに亡霊も成仏
★ところで…「何が一番怖かった?」学生に聞いてみました。
・非常口にたたずむ亡霊(たけちゃん/20歳・女性)
・地蔵たちに後ろから追っかけられた(きのこ/20歳・男性)
・はだか男(しゅーべー/20歳・男性)