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2023年2月14日
20周年を機にテーマソングを作ってみた話社歌を作ってみた

20年という時の流れ…

かんたんに到達できる年数ではない。
お客様の存在、
諸先輩方の努力、
そして日々業務に励む仲間たち
すべてが噛み合って迎えることができた『フォノグラム20周年』。
シンプルに喜ばしい。フォノグラムの一員として、小躍りしたくなる嬉しさである。
この喜びをなんとか表現したい。アンディフロイデ!!!
そうだ!フォノグラムの社歌を作ろうじゃないか!
思い付きではあるが、いい機会なので社歌を作ったろう。
メンバー候補を招集
2022年6月某日。
早速、私は音楽に精通するメンバーを招集したのだった。
フォノグラムには、音楽好きの輩が沢山いて、DTM部という任意サークルがひっそりと存在する。
DTM(デスクトップミュージック)といわれる、パソコンを利用してメンバー同士で楽曲の制作活動に励んでいるのだ。
そのDTM部の部長であり、フォノグラムの坂本龍一こと『ダンプ』は、なんとか手中に収めたい。
同じくDTM部の部員でフォノグラムのつんく♀こと『ハーチィ』もセンスの塊なので、なんとか仲間に入れたい。
それに、今回は曲だけでなく歌詞も重要なファクターだ。
ここは、フォノグラムきっての文才を持つフォノグラムの宇野千代こと『マッシュ』のやる気を引き起こすことが肝要だ。
この3人をプロジェクトに引きずり込めば、7割方完成したといっても過言ではない。
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社歌を作りたいと思う。
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・・・。
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と言いますと?
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フォノは来年20周年を迎えるよね。
※PJ発足は2022年6月 -
ほう
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この喜びを歌に込めない手はないじゃろ!だから、あなたたちの出番ってことよ。
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社歌って、別に喜びを表現するための歌じゃないと思いますよw
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でも、なんか社歌つくるのってよくない?どう、ね?どう思う?
-
・・・・・・。
-
お、おん。
作戦会議
完全なる意見の一致とみた私は、そのままメンバーと共に作戦会議と洒落込んだ。
そもそも社歌とはなんなのか。
社歌(しゃか)とは、一般に企業において、社員の労働意欲向上などを目的として作成される歌のこと。通常は企業の公式行事(創立~周年式典など)や社内の朝礼などでのみ使用され、云々・・・
出典:wikipedia
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ん?こんなんあるよ!

『NIKKEI全国 社歌コンテスト2023』
発見してしまったのである。思いの丈をぶつける矛先を。
そしてこれほどモチベーション維持にぴったりな催しがあるだろうか。
『社歌』×『コンテスト』である。
私たちのことだ、ややもすると「また今度でいっか」となっちゃう可能性を孕んでいたのだが、社歌コンテストの応募締切は10月。
あと3ヶ月のタイムアタック!(ちょうどいい塩梅)
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なになに、どれどれ。(応募要項を見る)
<審査基準>
- 社員(メンバー)の楽曲への愛を感じるか?
- 会社(団体)としてのメッセージが伝わるか?
- 心に響く音楽であるか?
-
って、書いてある。
うーむ。どうやら、『歓喜の歌』はいったん考え直した方が良さそうだ…
何はともあれ、コンセプトを決めなければ話は進まない。
コンセプトさえ決めてしまえばあとは何とかなるはず。
-
んじゃ次の会議でコンセプトを決めよう!
ということで、コンテストへの応募締切を目掛けて、曲を作ることになった。
コンセプト決め
社歌に一番大切なものは何か。
いい感じの楽曲でもなければ、小洒落た歌詞でもない。
そう、一番大切なのはどんな想いを込めるかだ。
言うなれば『コンセプト』である。
コンセプトさえあれば、もう9割方完成したようなもの。
メンバーであーだーこーだ話す中で、1つの道筋が見えてきた。
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あーだこーだ
我々は「会社の理念を楽しく次世代に伝える」というのを根幹に、考えることにした。
ちなみに、フォノグラムの理念はこちら…
発展的コミュニケーションの創造
感情的、時間的、空間的、文化的に隔たりある人と人との間を橋渡しすることで新たな付加価値を創造し、精神的に豊かな社会を築く。
それから、みんなで色々ちゃんと考えた結果。
これをもうちょっと、ラフに言い換えて
『コミュニケーションの片想いを解決』をコンセプトに曲を作ることに決まった!
遂にコンセプトが決まった。
次は誰が何をするかだ。
我々はメンバーそれぞれの担当を決めて、作業を進める事にした。
3つのパートを分担
- 作曲パート:ダンプ&ハーチィ
- 作詞パート:マッシュ
- 動画パート:Gめん
もうちょいと、細かく言うとこんな感じでこちょこちょと作っていくことに。
作曲パート
- ☑ 複数の原曲を持ち寄る(ダンプ&ハーチィが担当)
- ☑ 原曲の中から根幹になる曲を選ぶ
- ☑ 要素を継ぎ足し改良していく
作詞パート
- ☑ 社員全員から歌詞の要素を募る
- ☑ コンセプトに沿って言葉を紡ぐ
MVパート
- ☑ 歌詞から想像される情景を台本化
- ☑ 撮影はできるだけ皆に出演してもらう
作曲パート
ここは作曲メンバー、ダンプ&ハーチィの宿題。
2週間かけてコンセプトに沿った曲の原案を何種類か作って持ち寄った。
投票で、片想いのコンセプトにあった原曲を1つ決定。
これを第1形態として、別曲のいい感じのところを付け加えたり、サビを足したりと試行錯誤。
2週間かけてペンパイナッポーアッポーペンすることで、第2形態が完成した。
ここで、テーマを表現するのに『1番は片想い、2番は両思い』と曲の雰囲気を変えることも決定。
なんだかんだで更に2週間かけて曲は最終形態に。
歌詞についても、同時に進行していた。
歌詞パート
「どうせ社歌にするなら、社員全員から集めた言葉を紡ぎたい。(ダサい歌詞で自分が責任を負うことだけは避けたい)」
そんなマッシュの熱烈なアピールを受け、曲のコンセプトに合うキーワードを社内で広く募集することに。
ネチネチと「キーワード投稿しろ」と社内で言い続けた結果、想像以上のキーワードが集まった。
しかし、あくまでも集まったのはキーワードのみ。
そのままでは歌詞にはできないので、バラバラのキーワードをストーリー仕立てにしなければならない。
彼の腕の魅せどころである。
「まじめ3割、おふざけ7割くらいのセンスがいいな」というメンバーのわがままもしっかり反映しつつ、『1番は片想い、2番は両思い』の曲調に沿ったものに出来上がった。
歌唱・録音パート
楽曲と歌詞ができた。
次はいよいよ録音だ。
メインは曲と詞だが、このコンテストに応募するには動画の制作が必須であった。
可能な限り、多くの人で歌った声を録りたかったため、この段階で社内お披露目会を開くことに。
それから毎日15時に『歌ってみようタイム』を設け、オンラインとオフラインのハイブリッドで開催。
これを1週間続け、歌える人をどんどん増やしていった。
最後に動画パート
この時点で9月に突入。応募締切まで、残り約1ヶ月となった。
コンセプトに沿って、歌詞の映像化に努める。
コロナがアレなので、『一度に多人数が集まることができない・歌えない』
『社歌コンテストの締切が迫っている』という様々な制約がある中で、
『片想い』のコンセプトは残しつつも恋愛ではなく親子の想いのすれ違いに要素をシフト、社員の赤ちゃんも登場することに。
他の演者もなんとか口説き落とし、いざ撮影へ。
それが締切の半月前くらい。カチカチ山の狸状態であった。
そして出来上がった社歌がこちらだ。
結果発表…
そして気になる、コンテストの結果だが、
な、
な、
なな、
ななな、
なんと!!!!
『新時代賞』!!!!!!
惜しくも優勝は逃したが、見事入選いただきました。素晴らしい…
20周年を迎え、新たな時代に突入しようとしているフォノグラムにはぴったりの賞ではないだろうか。
そして今回の受賞を機にメンバーのボルテージは最高潮に…(2023年2月1日時点)
次回は更なる高みを目指して挑戦しようと意気込むメンバー一同であった。