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2023年8月21日
~オタフクさまへ日ごろの感謝を込めて~プロヘッショナル 粉もんの流儀
広島県と言えばお好み焼き。
我々フォノグラマーもお好み焼きが大好きだ。
お好み焼きといえば誰しもがお世話になっているあのソース・・・
そう、オタフクソース!
なんとそんなオタフクソースを製造されている「オタフクソース株式会社さま」と
フォノグラムは10年以上やり取りをさせていただいているのだ。
そこで過去オタフク様の案件を担当させていただいたフォノグラムメンバーが集まり
フォノグラムからの感謝の気持ちをお伝えしようということになったのだった。
主なメンバー
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ロンタ
関西出身だとばれないように関西弁を抑えている。オタフクさんとの付き合いは一番長い。
お好み焼きも好きだが、自分で食べるよりも人に食べさせたがる。
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ダンボ
関西出身だが広島風お好み焼きも大好き。ただ、マヨネーズが苦手。好きなトッピングはむきえび。
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メッシ
広島出身。ねばねばした食べ物が好き。お好み焼きにも納豆を入れたがる。
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コービー
山口出身。プロテインが好き。お好み焼きは格好つけてヘラで食べたがるが全く上手く食べれない。好きなトッピングはチーズ。
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ペコ
広島出身。味の濃いものが好き。もちろんオタフクソースも大好き。マヨネーズも好き。
感謝の気持ちを伝えるもの・・・何にしようか
感謝の気持ちを伝えるために集まったメンバー、早速大きな壁にぶち当たっていた。
フォノグラムらしく、なにか面白いものを作ってプレゼントしたい!そう考えたメンバーだったが・・・
誰かが放ったこの言葉によって頭を抱えるメンバーたち。
そう、普通にただ「面白い」ものなんてオタフクさんには必要がないのだ。
泥沼にはまりそうなメンバーたちは、まずオタフクさんとのお付き合いを振り返ったり、オタフクさんの歴史を知ることでオタフクさんがやろうとしていることを整理してみることにした。
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オタフクさん、最近は海外向けにいろいろされていますよね。
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僕はこの前、G7焼きを食べましたよ
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へー サミットもあるし、海外からの観光客もたくさん来られているのでそういう方がターゲットだったりするのかな
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そーね。
ただオタフクさんは自社のソースが売れることと同じくらい、粉もん文化を広めることを大切に考えとるんよ
なんとオタフクさんはソースを売ることと同じくらい、粉もの文化を広めることを使命としているというのだ。
社員全員がお好み焼士の資格を持っており、お好み焼きという食べ物に真摯に向き合おうとしている点からもうなずける。
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海外でもお好み焼き人気になってるみたいですね
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キムチとかチーズとか、何入れてもおいしいですよね。
そういうところも海外ウケにつながるのかも
海外でも、フードロス削減と絡めてお好み焼きがひそかに人気を帯びている。
そもそもお好み焼きの名前は※好きなものを入れて焼いて食べるというところから来ており
日本でもチーズやキムチなど海外のものを自由にトッピングして食べるのが一般的だ。
※諸説あり
我々はそこに目を付けた。
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いろんなトッピングを組み合わせて理想のお好み焼きを作るゲームとか面白そう!
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お、いいじゃんそれ
海外受けを狙うならば誰もが手に取りやすいキャッチ―なものが良いのではないか?
そんな思いの元、我々は日本らしさとお好み焼きという食べ物を身近に感じてもらえるようなアイデアを考えることに。
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海外向けを狙うなら日本らしさを出したいですよね。
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うーん、海外の人は忍者とか好きですよね。
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いいですね、忍者! というか僕も忍者好きなんで忍者出したいっすわ。
確かに海外の人はジャパン=ニンジャやサムライの国と考えている人は多い。
少々私情は挟まっているが、世界進出を図る「お好み焼き」に組み合わせるモチーフとして、
ニンジャを採用することに。
あとは肝心なルールについてだ。
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日本っぽいゲームでいうと麻雀とか花札とかいいかもね。
まあ花札のルール分からんけど -
花札いいっすね!カードゲームだと形をお好み焼きっぽくもできるし
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カードゲームにするのはいいけど花札のルールわからんくない?
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え、花札の方が日本らしさがあっていいと思うけど・・・
日本のゲームっぽさをとるか、ルールのわかりやすさをとるか、
議論が巻き起こったが、最終的にこうまとまった
■アイデア■
・海外の人にもわかりやすい神経衰弱をベースにしたゲーム
・お好み焼きをひっくり返すようにカードを裏返してもらう
・忍者とトッピングを絵柄にしており、取ったトッピングでオリジナルお好み焼きを作ってもらう
その名も「OKONIN(おこにん)」!
作るものが決まったので、我々は早速ゲームの制作に取り掛かった。
まず決めるのは絵柄にのせるトッピングだ。
各々が自分な好きなトッピングをもとにアイデアを出し合っていく。
トッピングが決まると次は絵柄のニンジャのアイデアを出し合った。
どのトッピングにどんな構図のニンジャを載せるのかを持ち寄って詰めていく。
ニンジャのデザインは親しみやすいように可愛らしいものをダンボが考えた。
具材の写真と忍者の絵柄を組み合わせてデータを作成したら印刷とカッティングを行った。
お好み焼きモチーフなので絶対に丸型にしたいというメンバーの強い意志によって、
カード制作を印刷会社に依頼せずに、我々で完全に手作りすることに。
カットしたのがこちら。
小さい忍者がトッピングに紛れていてかわいらしい。
裏面はお好み焼き柄になっている。
本物のようにへらで裏返すと見た目も合わさって面白いのではないだろうか。
カットしたものをオタフクさまに喜んでいただきたいという気持ちを込めて箱詰めし、
プレゼントの準備はできた。
期待と不安を胸に我々はオタフクさまへと伺った。
オタフク国際事業部の宮田さんと平賀さんが出迎えてくださった。
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本日はお時間いただきありがとうございます!
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いえいえ、フォノグラムさん 本日はどうしましたか?
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うちの20周年とオタフクさん100周年、
丁度良いタイミングでもありますので日ごろの感謝をお伝えしたくてですね。
ちょっとしたものを用意してきました。 -
ほうほう、そうなんですね ありがとうございます。
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こちらになります。(スッ)
メッシがおもむろに取り出した「OKONIN(おこにん)」を手渡す。
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え!? なんですかこれ!
快く受け取って確認してくれる宮田さんと平賀さん。
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海外の人にもお好み焼きやオタフクソースを知ってもらいやすいように
ゲームを作ってみました! -
キャラクターを忍者にしたのは、お好み焼きの味を陰ながら支えるオタフクソースを忍者に見立ててみたっていう意味も込めてます!
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おお、面白いですね!
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手に取ってもらいやすいのが良いですねー
昔、鰹節っぽい削りカスが出る鉛筆が文房具コレクターに刺さった、
みたいなこともあったのでゲーム好きの人には刺さりそう! -
日本だと認知はされているオタフクソース、海外だと認知からスタートですからね。これはいい!
お二人とも満足して頂けた様子。
その後も現在の海外での戦略についてなど、とても興味深いお話を聞かせてもらえた。
紆余曲折あり、後日懇親会(合コン?)開催をするというお約束もし、
我々も「OKONIN(おこにん)」を喜んでいただけた満足感と、オタフクさんとフォノグラムが
今後も末永くお付き合いをしていただけることを感じとても嬉しい気持ちになった。
我々は「OKONIN(おこにん)」がオタフクさんの海外戦略の一つのアイデアになってくれればよいとなと思いながらオタフクさんを後にした。
~♪(スガシ〇オの曲が流れだす)
日ごろ口にしているオタフクソースのおいしさ、お好み焼きのおいしさを海外の人にも伝えたい。
その気持ちを大切にしているオタフクさんの想いに共感し我々なりに形にしてみた。
皆さんもお好み焼きを食べる際には、
オタフクさんのそんなこころざしに思いをはせながら、おいしくいただいてみてはいかがだろうか。
オタフクソース株式会社
広島県広島市に本社を構えた食品メーカーであり、主にソースや調味料の製造・販売を行っています。創業以来、お好み焼きソースをはじめとする各種ソースや、たこ焼きソースなどの特産物を製造しており、新しい味覚や料理スタイルにも挑戦し、多様な食文化に貢献しています。