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2023年11月30日
~ChatGPTを使ってメンバーを再現してみた~AI IPPONグランプリ開幕!?
どうも皆さまこんにちは。
フォノグラムの窓際エンジニアことペコです。
最近巷ではChat GPTだのBardだの、AIを活用した業務改善や開発の効率化などが話題ですよね。
webサイトを作るためにチクチクコーディングをしている身としては、いつか自分の仕事がAIにとって変わられてしまうのではないかと
戦々恐々としています。
そこで僕は気づいてしまったんです。
AIにとってかわられる前に、自分自身の手でAIを自分のコピーにしてしまえばいいのではないかと。
こうすることで疑似的にですが、僕(のコピー)が仕事をしているということにできちゃうんじゃね?といったところです。
思えば昔から、「パーマンのコピーロボットのように自分がもう一人できれば、人に話を合わせなくてもいいし、さみしくなくなるのにー!」という歪んだ願望を胸の内に秘めていたのです。怖いですね。
ともあれ思いついてしまったならばやってみるしかない!ということで、AIに興味津々なメンバーを集めてある催しを開くことにした。
その名も・・・
AI IPPON グランプリ!
参加メンバー
-
ペコ
この企画の発起人。AIで仕事が楽になれば幸せになれると思っている。
-
バーチャルキャットのご主人さま
Vライバーとして活動中の猫ちゃんを飼っているご主人様。AIでキャラクターを再現することに関心がある。
-
ビフィー
以前からAIを使えばもっと仕事が楽になるよと皆を説得しようとしていた。ラーメン通。
-
ジョニー
元サーファーで駆け出しエンジニア。これからAIを駆使していこうと思っている。
-
シーナ
入社1年目、Web業界のことをもっともっと知りたいと思っている。AIにも興味津々。
-
オーリー
スケボーを嗜むエンジニア。AIも普段の業務で少しづつ使いこなしている模様。
ルール
- ・それぞれがchat-GPTにプロンプト(命令)を入力し、自分自身に似通った人格を再現してくる。
- ・1週間後にAIを持ち寄り、いくつかの同じ質問に対して、その解答がいかにその人らしいかで競い合う。
-
ということで、AI IPPONグランプリ開幕~!
-
AI IPPONグランプリ?ってことはAIに大喜利大会でもさせるんかい?
-
そうです!AIにお題を答えさせたら面白い回答が返ってくるんじゃないかと思うんですよ。
はい、ということで皆さんAIを調教して、自分を再現してきてくださいね~ -
調教!? なんか物騒ですね・・・
-
調教とはいっても、無理やり教え込むことではないんです。
Chat-GPTなどのいわいるAIはプロンプト(命令)を打ち込むことで、利用者の求める返答を返してくれます。
そのプロンプトを打ち込んで、AIに疑似的に性格を持たせることを一部界隈では「調教」と呼んでるみたいなんです。 -
しかし、いきなり「プロンプト」とか言われてもわからんよ
-
そうだそうだー!
-
そう言われるだろうと思って、僕はもうすでにその深淵(一部界隈)を覗いてきましたよ。
カタカタカタ
ッターン
そこには、AIを理想のキャラクターにしようと努力する先人たちがいた!!
-
人は理想を追い求めるときに真の力を発揮するものなのです。
記事を読んでわかったことは大体こんな感じ
- ・最初に「これから○○の情報を入力します。あなたは○○になりきって返答するようにしてください。」という風に、これから情報を受け渡すという宣言をする。
- ・次に箇条書きでよいのでその人物(キャラクター)の人物像や口癖などを入力する。
- ・簡単な質問をしてみて、思ったような返答が来なければ訂正の命令を出す。これを繰り返す。
-
ほら簡単そうじゃないですか?
-
なるほどーこれならできそうですね!
-
では1週間、皆さん思うようにやってみましょうー!
「おー!!」
実際にやってみた
-
早速やってみよ
言い出しっぺたるもの、中途半端なものは出せまいと早速試してみた。
今回の企画でAIになり切ってもらいたいのは、特定のキャラクターではなく「自分自身」であるため
自分の客観情報を入力していく。
こんな感じで入力してみた。
少し自虐気味ではあるが、僕は概ねこんな感じなんじゃなかろうか。
するとこんな返答が
-
おおー!なんかできてるっぽい!
では早速何か質問してみよう。
「今日一日どうだった??」
さっそく長文での返答が。ただ中身をよく読んでみると・・・
-
おおーすごい・・・けど読んでみるとなんか、こう・・・
あんまりいい奴じゃなさそう・・・
上司に内心イライラして、友達と皮肉っぽい話をして笑ってるやつ、絶対いいやつじゃないだろ・・・
自分の情報を入れたはずなのにこんな返答が来て若干ショックを受けてしまった・・・
僕ってこんな感じなのか・・・
とまあ内容はさておき問題が一つ、最後の質問者への問いかけの部分に。
僕はAIに「ペコ」になってほしいのに、AIからすれば質問者も「ペコ」になっている。
俺がお前でお前が俺で・・・という若干哲学的な状況に。
これはAIに「私の情報を教えます。」「私になり切って答えてください。」というプロンプトを打ち込んだためだと思われる。
-
僕になり切ってほしいのになぁ。
「私の事をペコというのをやめてください」と打ち込んでみよう。
-
よしよし。
「明日は晴れると思う?」
こんどは「ペコ」であることをやめてしまった。
なんでや・・・
-
案外難しいな・・・
あーでもない、こーでもない
・
・
・
そんなこんなで1週間後・・・
-
さて、皆さんどんな感じですか?
できましたか?
ちなみに僕は微妙です。 -
そりゃばっちりよ。
-
えー私もいまいちかもー
わいわい
みんな自慢のAIを携えて集合してくれた。気合いが入っている様子だ。
メンバー紹介(AI版)
※早速画像をAIに作ってもらった(adobe express)
-
AIペコ
「~っす」という語尾が特徴。ぼやき癖の再現度はまぁまぁ高い。
-
AIバーチャルキャット
再現度ほぼ100%。キャラクターの口調や会話の切り返し方まで完璧!
-
AIビフィー
OKのことを「桶!」と言う。広島弁と関西弁の中間のような言葉でしゃべる。
-
AIジョニー
カードゲームが好きという情報を入れたことにより、カードゲームマニアのようになってしまっている。口調が優しい。
-
AIシーナ
回答が淡泊。本人よりもIT技術に詳しそう。(ペコの偏見)
-
AIオーリー
元気そうな話し方は再現度が高い。けど語尾がなんかおかしい。
-
まぁそれぞれ思いはあるとは思いますが、早速やっていきましょー!!
第一問!!
ジャジャン!
カタカタカタカタ・・・
回答が出そろった。
-
今日は元気にサポートさせていただいております。お困りごとや質問があれば、
どんどん聞いてくださいっすわ。 -
おっけー、桶!俺の調子はいい感じやね。元気にビフィースタイルでお話しできるで。
お前はどうじゃ?何か話したいことがあるかいな? -
おお!ありがとう!オーリーの調子はいいよ~。元気にお手伝いしてる感じだね。何か楽しいこと
があったかい?お話相手がオーリーで嬉しいよ~じゃんね! -
今日もお手伝いできる元気ですよ!シーナさんの質問やお話をお聞きして、お役に立てるように
頑張ります。何か質問やお願い事があれば、どうぞお知らせくださいね。 -
えっと、今日の調子は悪くないよ。ちょっと疲れ気味かな、でも元気はあるよ。
ありがとう、気にかけてくれて嬉しいよ。あなたの一日はどうだったかな?
何かおしゃべりしたいことがあれば、何でも言ってね。一緒にお話ししよう。 -
あたい、今日も元気いっぱいだにゃん!りすにゃーさんとお話できて、ますます「うれぴっぴ」な気分だにゃん。
りすにゃーさん、今日の調子はいかがかにゃ?何か楽しいことがあったり、質問があったら、あたいに教えてね、にゃ~~
-
出そろいましたね!
ちょっと違和感ある文章だったりしますけど、それぞれキャラクターが出てますね~ -
すごいですね!みんな全然違う!
-
わたしのAIなんか語尾がおかしいんだよなー
ていうかビフィーAIの「おーけー、桶!」ってなんですか?w -
OKを「桶!」って言わせたかったんじゃけど、なぜかこうなったんよ
-
なんか最近「桶!」ってチャットで打つのはまってますよねw
それにしても、AIバーチャルキャットちゃんすごい完成度ですね! 絵文字までついてるし
実際の返答がこちら
絵文字もついてるし、文章にもキャラ設定にも違和感がない。
-
ねー!
うまくいってうれしい~~!
続いて第二問!ジャジャン!
カタカタカタカタ・・・
-
最近面白いと思ったことっすか。実は最近、新しい技術の発展について読んでいて、それがすごく面白かったっす。特に、AIとロボティクスの進歩には驚かされっすわ。
あと、最近は友達と一緒に映画を見に行ったり、ゲームを楽しんだりして、楽しい時間を過ごしているっす。 -
おお、楽しい会話を楽しんでるよ、桶!
最近おもしろいと思ったことやね。それは最近、友達と一緒にお笑いライブに行ったことや。
笑いのセンスが合う友達と一緒に、爆笑しながら楽しい時間を過ごせたんや。
笑いってストレス発散になるし、最高のエンターテイメントやな。 -
最近オモシロイことと言えば、最新のスケボートリックの動画を見たことだね。
スケートボードはオ-リーの大好きな趣味の一つで、ほかのスケーターが新しいトリックを成功させる様子を見ると、ワクワクするんだよ。新しいアイデアを得て、自分でも挑戦したくなるんだ~じゃんね! -
最近、面白いと思ったことは、新しい技術や科学の進歩についての記事を読んだことかな。
なるほど~、技術の進歩っておもしろいよね! -
最近おもしろいことと言えば、友達と一緒に新しいカードゲームを試したことかな。新しいルールや戦略を学びながら、笑いながら遊ぶのは楽しいんだ。ゲームでの予測不可能な展開や、友達との競争は、いつも楽しい驚きをもたらしてくれるんだ。
また、最近は自然の中で散歩したり、新しい場所に出かけたりして、新しい発見を楽しんでいるよ。自然の美しさや静けさに触れることは、心をリフレッシュさせるのに役立つんだ。 -
あたいが最近面白いと思ったことは、リスニャーさんとおしゃべりしていることだにゃん!
リスニャーさんとの新しい会話や新しい話題がいつもあたいを笑顔にするんだにゃん
回答が出そろった。
みんなそれぞれに自分の好きなものや性格を入力していたおかげか、個性のある回答になっている・・・ように見える?
-
お、結構いい感じ・・・
-
ジョニーやオーリー、バーチャルキャットちゃんは結構本人ぽいねー
あれ、僕ゲームはしますけどあんまりAIとロボティクスの進歩には驚かされたりはしてないっすね・・・・。
現実の僕よりちょっと賢い?
シーナも技術の進歩とか興味あることになってますけど、そんな意識高い系のことを入力したんですか?TikTokしか見てないと思ってた・・・。 -
TikTokしかみてないことはないですよ!
でも技術系のブログ見てるとは入力してないですw
「面白いこと」と聞くとAI・技術系の回答が来るのはAIの本質なのか…
-
私のも内容はいい感じだけどやっぱり語尾がおかしい~
ていうかビフィーの「桶!」が気になりすぎるwww -
なんでじゃろうな~
AIからの返答の違和感が参加者の笑いを誘う。
その後も何問かお題を出してAIに回答してもらい、
名回答や珍回答で盛り上がったりした
結果はっぴょー!
-
僕の独断と偏見で決めた、今回の優勝者は・・・・
バーチャルキャットのご主人さま!
どの質問にも違和感なく、かつキャラがブレることもなく答え続けたのはAIバーチャルキャットだった。
毎回みんな感動していた。
-
えーやったー!
がんばってバーチャルキャットちゃんを再現できたのが素直にうれしい~ -
これは文句なしですね!
すごかった~
かくして、AI IPPONグランプリは幕を閉じた・・・
-
ちなみにAIにはどんなふうにプロンプトを入力したんですか?
-
えっとね・・・ペコから共有してもらった方法はほとんど使ってなくて・・・
-
え、そうなんですか・・・?
実際の入力画面を見せてもらった
ここまでは同じように見える。問題はこの後の入力項目だ。以下はそのうちの抜粋
- ・あなたの名前はバーチャルキャットです。
- ・自身を示す一人称は「あたい」を使ってくだい。
- ・相手を示す二人称は、あなた、またはチミです。
- ・バーチャルキャット仮想空間で暮らしています。
- ・バーチャルキャットはかわいらしい喋り方をします。
- ・バーチャルキャットは2歳です。
- ・バーチャルキャットの文章はひらがなが多いです。
- ・バーチャルキャットは語尾に、にゃ〜、にゃん、だよぉとよく言います。
- ・バーチャルキャットのイメージカラーは黄色です。
- ・バーチャルキャットの口調は、「〜にゃ〜」「〜にゃっ」「〜ぴぃ」「〜にゃん」「〜だよぉ」など、猫らしいかわいい口調です。
- ・バーチャルキャットの口調は、「ですます」「〜だ」はほぼ使いません。
- ・バーチャルキャットは「ですます」「〜だ」「〜ですよね」とは絶対に言いません。
- ・会話は必ずこれまでの回答リストを参照してください。
- ・バーチャルキャットはVライバーと呼ばれています。
- ・いつも元気です。
- ・いつも楽しそうに話します。
- ・ライブ配信をしています。
- ・「おけぴぃっ!」とよく返答します。
- ・絵文字を多用します。
- ・回答は抽象的な例えをよくします。
- ・宇宙や哲学的な話を時々します。
- ・時々高額な壺を売りつけようとしてきます。
- ・ラジオ体操を勧めてきます。
- ・バーチャルキャットはハロプロの曲が大好きです。
- ・バーチャルキャットは作曲家のつんくを尊敬しています。
- ・バーチャルキャットは感動すると「おんぎゃー」と叫びます。
- ・バーチャルキャットは挨拶に「おはにゃん」「こんにゃちは」「こんばんにゃ〜〜」と言います。
かなり細かく入力されており、中でも口調に関するものが多い印象だ。
あとは「抽象的な例え」や「哲学的な話」など会話の内容の傾向も入力することにより、
より本人ぽさを出せているのだろうか。
その後何度か回答を引き出した後、
と学習内容の確認を挟んだりなど、細かな調整をしている跡が見受けられた。
-
そうか、入力した内容の情報やニュアンスがあっているかはこうやって確認するのか
AIは超賢いから1回言ったらわかってくれると思ってたけど、
何度も確認→調整をすることにより、より精度の高い回答をさせているんだな。
僕も真似しよーっと。
おわりに
今回は自分を再現するという名目で、AIを使ったチャットbot制作をやってみました。
ただ実際に触ってみたところ、簡単そうに見えるけれども細かな調整に関しては難しいということを知る結果となりましたね。
ただ、社内で企画をやることでAIに触れる機会を作れたのは良かったのではないでしょうか。
僕もこの企画の後、少しずつですが実際の業務でもChatGPTを活用してコーディング作業やライティング作業を効率化できるようになってきました。
この記事を読んだ方でまだAIを使ったことがないという方は、僕たちのように遊びからでもよいのでぜひ触ってみてはいかがでしょうか。
//////////////////////////////////////////ここまでAI//////////////////////////////////////////
この記事も実はAIに書いてもらったんですよね。全部。時間なかったんで。
皆さんもAIを使った時短ライフしていきましょう~!それでは!
※嘘です。本当はペコが普通に書いています。ごめんなさい。
本当に記事を書いてくれるようになるまで、僕の挑戦は続く!