ベナンとは? About Benin
ベナンってどんな国?
ベナン共和国は、西アフリカに位置する共和制国家です。南北に長く、西にトーゴ、北西にブルキナファソ、北東にニジェール、東にナイジェリアがあり、南は大西洋のギニア湾に面しています。
年間を通して高温多湿で、農業がさかんで、トウモロコシ、綿花、落下生、ヤシ油などを生産しています。また、ブードゥー教の発祥地としても知られています。
ベナンに関するデータ
正式名称 | ベナン共和国 |
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人口 | 1,148万人(2018年,世銀) |
面積 | 112,622平方キロメートル(日本の約3分の1) |
民族 | フォン族,ヨルバ族(南部),アジャ族(モノ,クフォ川流域),バリタ族,プール族(北部),ソンバ族(アタコラ山地,トーゴ間)等46部族 |
首都 | ポルト・ノボ |
政体 | 共和制 |
元首 | パトリス・タロン大統領 |
議会 | 国民議会(83議席)(任期4年) |
政党 | 新興ベナンのための力(FCBE),民主再生党(PRD)等 |
言語 | フランス語(公用語) |
宗教 | イスラム教(27.7%),カトリック(25.5%),プロテスタント(13.5%),ブードゥー教(11.6%),その他キリスト教(9.5%),その他伝統的宗教(2.6%) |
通貨 | CFAフラン |
ベナンの気候
ベナンの気候について
ベナンの気候は南北で大きく異なります。
ベナン北部では、12月~3月に北方のサハラ砂漠から,乾燥した砂塵を含んだ季節風「ハルマッタン」が吹きます。この時期にベナン北部に行く場合は、マスクがあると良いかもしれません。
ベナン南部 | ベナン北部 | |
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気候型 | 赤道型 | サバンナ型 |
雨期・乾期 |
大乾期:11月中旬~4月中旬 大雨期:4月中旬~7月中旬 小乾期:7月中旬~9月中旬 小雨期:9月中旬~11月中旬 |
乾期:10月~4月 雨期:5月~9月 |
年間降雨量 | 約1,300ミリ | 約400ミリ~800ミリ |
気温 | 20~34℃ | 8~42℃ |
東京とベナン主要都市の気候比較
ベナン訪問するならいつ頃が良い?
ベナンに訪問するのであれば、雨季を避けた、11月~3月頃が良いでしょう。
雨季だと週に1回くらいスコールがあり、道路を歩けないほどの雨が降ったり、バイクが走れなくなったりします。
ベナンの都市紹介
コトヌー
コトヌーは、ベナンを代表する港湾都市であり、人口約68万人のベナン経済の中心となる都市です。
国会や最高裁判所、国際空港などもコトヌーにあり、事実上の首都であると言えるでしょう。
また、街中はバイクタクシー(ゼミジャン)であふれています。
コトヌーは、フォン族(ベナンの主要民族)の言葉で「死の川の河口」という意味があります。
パラクー
パラクーは、ベナン北部のボルグ―県の県都であり、人口約25万人のベナン北部の最大都市です。
パラクーはベナン南部と北中部を結ぶ交通の要でもあります。
コトヌーから北部に続く鉄道は、パラクーが終点であり、荷物はトラックに積みなおされ、国境を越えてニジェールに運ばれていきます。
パラクーは、デンディ人の言葉で「全ての人々」という意味があります。
ベナンの治安情報
我々、編集部の滞在中は、治安が悪いと感じる場面に出くわすことはありませんでした。
しかし、油断は禁物です。日本と同じと思ったり過信することは禁物です。
最新の治安情報は、外務省の海外安全ホームページをご確認ください。
また、在ベナン日本国大使館が発行する「安全の手引き」も合わせてご確認ください。
かかりやすい病気について
我々編集部の滞在中・帰国後は、お腹を壊した以外では、何か病気にかかったりということはありませんでした。
しかし、かかり易い病気としてマラリアは注意せねばならず、油断は禁物です。
最新の医療事情については、外務省のホームページよりご確認ください。
肌寒さやだるさ、微熱など初期症状が出たら、まずは病院に行きましょう!