ー仙台下車ー
特別な事はしない。周りにやさしくなれる研修旅行プランの話をしましょう
「学び」不要。「ギュウギュウに詰め込んだ予定」不要。「〜しなければならない」から解放されると、私たちは周りにやさしくなれるのか? 「A.なれます。」
研修旅行の条件
これから書く内容は、以下のような方を対象としています。
- 予算: 『20万』
- 制約: 『なし』
- テーマ: 『やさしい』
- そもそも研修旅行のプランに悩んでいる。
- 研修旅行で、社員にリフレッシュをしてほしいといった目的がある。
- 「せっかくの機会だから」といって特別なイベントを考えてしまいがち。
Contents
- 1 登場人物【リーダー姐御と舎弟2人】
- 2 日本人の課題を考える【私たちはいつも時間に追われている】
- 3 研修旅行のねらい【周りにやさしくなれる研修旅行を実行】
- 4 「やさしい」を考えてみる【心に余裕があるということ】
- 5 「しなきゃ」を解き放つ作業【率直に何をしたいか決める】
- 6 「やさしい」体験【ただやりたいから笹かまぼこを焼く】
- 7 足に「やさしい」【リフレクソロジー体験してみた】
- 8 人間の舌に「やさしい」【「伊達の牛たん」で舌鼓を鳴らす】
- 9 体力と時間に「やさしい」【タクシー使いまくる】
- 10 体温に「やさしい」【出たくなくなる足湯を体験】
- 11 目に「やさしい」【癒しのキラキラを見る】
- 12 研修旅行を終えての考察【やりたいことをやればやさしくなれる】
- 13 意気込み【やさしくチームワーク強化をご提案します】
登場人物【リーダー姐御と舎弟2人】
おきょう
リクルート部のリーダー。4歳の息子の母親で、最近1時間前倒しの時差勤務に挑戦中。なんか忙しそうだけどいつも何をしているかわからないと言われがち。
ベイダー
制作・コーダー。普段座しての仕事ばかりなので、旅にウキウキしている。人生初の東北!
ジェイ
制作・コーダー。パッと見クールガイなのに、実は旅行の前日から楽しみにし過ぎていて眠れていない。
日本人の課題を考える【私たちはいつも時間に追われている】
あなたの周りの社員さんはどんな方でしょうか? クライアントとの折衝や打合せをしている方?タスクを納期に合わせて完成させる仕事の方?個人に差はあれど、誰しも「忙しい」と思うときはありますよね。会社の休日でも社員は「忙しい」
周りの社員さんたちのプライベートをどの程度知っていますか?仕事だけではなく、平日も休日も忙しく、余裕のない人が多いのです。 余裕がないということは、周りを思いやる余裕がないということ。つまり、 周りにやさしくできないのです。 やさしくできない状態が続くと、チームワークが崩壊し、仕事の生産性の低下につながります。これは会社にとってマイナスでしかありません。研修旅行のねらい【周りにやさしくなれる研修旅行を実行】
そこで、今回の研修旅行でこんな仮説を検証してみることにしました。 仮説:「●●しなければならない」から解放されると、私たちは周りにやさしくなれるのか?「やさしい」を考えてみる【心に余裕があるということ】
- 「心に余裕があるということ」(=「心を亡くす」と書いて「忙しい」の逆)
- つまり、自分の時間があると感じられること。
- そのことから、業務や、プライベートの時間的や、「〇〇しなきゃ」といった制約から解放される(=無駄な時間を過ごしてみる)
- 疲れてる身体に癒しを。
- ゆたかな食事をとる時間。
- 睡眠も十分に摂れたらいいね。
「しなきゃ」を解き放つ作業【率直に何をしたいか決める】
ただし、特別すぎることはしません。のんびりすることが大事です。- 広島から移動して疲れているし、マッサージとかそんな感じのことがしたい。
- 温泉入りたい。
- 美味しいご飯が食べたい。
- 睡眠も十分に摂れたらいいね。
- っていうのを用意されたものではなく自分たちで決めたい。
「やさしい」体験【ただやりたいから笹かまぼこを焼く】
とりあえず仙台の街をぶらぶら。仙台は駅前からながーいアーケードがあり、飲食店を始めとしたいろいろなお店が並び、歩いていても全く飽きません。 そこで目に入ったのが、笹かまぼこ「手焼き体験」の文字でした。
おきょう
なにこれ楽しそう!焼きたい!
ジェイ
いいっすね~行きましょう!
おきょう
焼きすぎたかな…
ジェイ
わっ美味しい!
ベイダー
歯ごたえがすごい!
笹かまぼこ手焼き体験
阿部蒲鉾店 本店 https://www.abekama.co.jp/ やさしい気持ちになれた度 ★★★★☆(ちょっと焦がした)足に「やさしい」【リフレクソロジー体験してみた】
新幹線の長旅に加え、長い長いアーケードを折り返し、そろそろ足が疲れてきました。 そこでたまたま発見した「英国式リフレクソロジーサロン クアハート」。
おきょう
あ、足湯マッサージがあるよ
ベイダー
え、足湯ですか……(リフレクソロジー未経験)
ジェイ
いいじゃん。旅行の醍醐味だよ
ベイダー
……めっちゃいい……
おきょう
(…ベイダー、ドハマりしてる…ニヤニヤ)
英国式リフレクソロジーサロン クアハート
http://araiwa.jp/cure/ やさしい気持ちになれた度 ★★★★★人間の舌に「やさしい」【「伊達の牛たん」で舌鼓を鳴らす】
溜まっていた疲労も回復したところで、おなかが空きました。 せっかくなのでご当地名物の食事がしたいですよね。 そんなこんなで仙台といえばまさにこれ、牛たん定食。 寒い中歩き回って冷えた体にテールスープが沁みました。 本場仙台の厚切り牛タン、見た目は分厚くてジューシーなのかなといった印象。ですが、それとは裏腹にさっぱりしていて、でも肉の味はしっかりしていて非常に食べやすいです。
おきょう
美味しい
ベイダー
美味しい
ジェイ
美味しい
伊達のぎゅうたん 厚切り芯たん定食
やさしい気持ちになれた度 ★★★☆☆(食べるのに夢中で会話できなかったから)体力と時間に「やさしい」【タクシー使いまくる】
2日目は仙台駅周辺から離れることにしました。電車を使って移動すると時間に縛られるため、冒頭に書いた、『「余裕を持つ」には「〇〇しなきゃ」といった制約から解放される』といった仮説を踏まえてタクシーで移動してみます。 片道30分程度の道のりですが、電車+徒歩で移動するのに比べて疲労も溜まりませんし、いい感じだと思います。体温に「やさしい」【出たくなくなる足湯を体験】
前日の体験で、すっかり足湯にハマったベイダーの希望で「秋保ヴィレッジ 足湯カフェ茶っぽりん」へ。 仙台の温泉、秋保温泉街にあり、お茶を使った足湯を提供されています。 残念なことに寒風が強く、外の足湯には人ひとりいませんでした。 しかしここまで来て、つからないわけにはいきません! むしろ誰もいない今こそが、じっくり足湯を堪能できる最高の瞬間。 風は寒かったのですが、足を入れているだけでそれが気にならなくなるほど心地よかったです。 問題があるとすれば・・・入ったが最後、寒くて足湯から出られなくなることくらいです。秋保ヴィレッジ 足湯カフェ茶っぽりん
https://akiu-village.jp/chapporin/ やさしい気持ちになれた度 ★★★★☆(寒くて出れない)目に「やさしい」【癒しのキラキラを見る】
最後は秋保ヴィレッジから徒歩数分の、世界で初めて作られたという万華鏡専門の美術館へ。入るなり色々な展示があり、これも万華鏡なの?と驚くものばかり。 こうやって覗き合うと こう見える面白万華鏡を皮切りに、いろんな万華鏡を見ることができました。 写真では伝わらないほどの美しい万華鏡の世界にうっとりしたり、面白い仕掛けに笑ったり。 特に、撮影不可のエリアにある、オイルを使った万華鏡はずっと見ていられるような癒しの画でした。仙台万華鏡美術館
http://www.iyashisekai.com/sendai/ やさしい気持ちになれた度 ★★★★★(うっとり)研修旅行を終えての考察【やりたいことをやればやさしくなれる】
「●●しなければならない」から解放されると、私たちは周りにやさしくなれたのか? A.なれたと思います。
ジェイ
2日間振り返ってみたら予想以上に羽を伸ばせました。
普段、旅行先で自分から家族に連絡を取らないのですが、今回は自分から進んでお土産何ほしい?って聞きました。あと普段よりもお土産のグレードが上がりました。
おきょう
普段、仕事と育児をしています。1日目の解散が早かったので、家族にテレビ電話をし、子どもの喜ぶ顔を見ることが出来ました。帰宅後もいつもより家族に優しい気持ちで接することができたような気がしますし、次の出社時も留守番してくれた仲間にまずお礼を言うことができました。
ベイダー
どこで降りるかわからないということもあり、ノープランでの旅でしたが、あらかじめ決めたイベントで時間に縛られることなく、やりたいように仙台を歩くことができ、リフレッシュできました。
「〇〇しなければならない」ではなく「したい」ことをすることで、 やさしい気持ちを取り戻すことができれば、それは十分に成果をあげた「研修旅行」であると私たちは考えます。